美多 剛
Tsuyoshi Mita
教授
- TEL
- 011-706-9653
- FAX
- 011-706-9655
- tmita@icredd.hokudai.ac.jp
- ROOM
- 創成科学研究棟05-116
略歴・受賞歴・研究概要
略歴
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- 1995.3
- 東京都立戸山高等学校卒業
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- 1996.4
- 慶應義塾大学理工学部学門3入学
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- 1997.4-2000.3
- 慶應義塾大学理工学部化学科(4年次指導教員:山田 徹) 学位:学士(理学)
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- 2000.4-2002.3
- 慶應義塾大学大学院理工学研究科基礎理工学専攻 修士課程 (指導教員:山田 徹)学位:修士(理学)
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- 2002.4-2004.3
- 味の素株式会社医薬研究所プロセス化学研究室
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- 2004.4-2007.3
- 東京大学大学院薬学系研究科分子薬学専攻 博士後期課程入学(指導教員:柴崎 正勝)学位:博士(薬学)
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- 2007.4-2009.3
- 米国ハーバード大学化学・化学生物学科・博士研究員 (指導教員:Eric N. Jacobsen)(JSPS特別研究員(SPD)で2年間米国滞在)
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- 2009.4-2019.3
- 北海道大学大学院薬学研究院精密合成化学研究室・助教 (研究室主宰者:佐藤 美洋)
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- 2019.4-2023.3
- 北海道大学化学反応創成研究拠点(WPI-ICReDD)・ 特任准教授
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- 2019.10-present
- JST、ERATO「前田化学反応創成知能プロジェクト」 有機合成グループリーダー
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- 2023.4-present
- 北海道大学化学反応創成研究拠点(WPI-ICReDD)・ 教授
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- 2023.4-2024.3
- 京都大学大学院理学研究科・非常勤講師 (兼任)
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- 2023.10-2024.3
- 千葉大学大学院医学薬学府・非常勤講師 (兼任)
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- 2024.4-present
- 早稲田大学大学院先進理工学研究科・非常勤講師(兼任)
受賞歴
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- 2020
- 北海道科学技術奨励賞「二酸化炭素ガスを原料としたアミノ酸の化学合成」
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- 2019
- 宇部興産学術振興財団、第60回学術奨励賞「計算科学主導による革新的有機合成反応の開発」
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- 2018
- マレーシア化学会(Institut Kimia Malaysia)、Lecture Award of ICPAC Langkawi 2018
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- 2016
- MSD生命科学財団、Chemist Award BCA「二酸化炭素を用いた炭素-炭素結合生成を伴うカルボン酸誘導体の新規合成法の開発」
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- 2014
- 北海道大学研究総長賞・奨励賞
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- 2014
- 有機合成化学協会、有機合成化学奨励賞「二酸化炭素を一炭素源として用いた新規カルボキシル化反応の開発」
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- 2009
- 有機合成化学協会、東ソー研究企画賞「二酸化炭素ガスを用いるアミノ酸の化学合成」
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- 2007
- 日本学術振興会 (JSPS)・特別研究員 (Superlative Postdoctoral Fellow (SPD))(医歯薬学)
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- 2006
- 東京大学大学院薬学系研究科博士課程 修了生総代
担当授業
- 有機化学と計算化学の融合論 (北海道大学総合化学院)
- Hokkaidoサマー・インスティテュート 2024【世界を先導する生物・高分子化学ⅢB(総合化学特論Ⅱ(有機化学・生物化学))】(北海道大学)
研究概要
- 計算化学を用いた有機合成反応の開発
- 反応経路ネットワークに立脚した反応開発
- 遷移金属触媒を用いたC-H, C-C結合活性化反応の開発
- 光、電気エネルギーを用いたラジカル反応の開発
- 触媒設計
特許
- 美多 剛, 前田 理, 髙野 秀明「化合物の新規製造方法、新規化合物および金属触媒」PCT/JP2022/ 30598, 2022年8月10日PCT出願.
- 美多 剛, 前田 理, 髙野 秀明「化合物の新規製造方法、新規化合物および金属触媒」特願2021-131481, 2021年8月11日出願.
- 佐藤 美洋, 美多 剛, 宮地 伸英(日産化学工業)「α-アミノ酸塩の製造方法」特許番号5794569, 2011年9月13日出願.
- 佐藤 美洋, 美多 剛, 宮地 伸英(日産化学工業)「α-ヒドロキシ酸塩の製造方法」特許番号5747740, 2011年8月30日出願.
- 羽賀 耕二, 美多 剛, 平澤 成郎, 多々良 明訓, 山中 宣博, 山中 純子, 岡戸 康太朗, 丹羽 誠司「ラクタム化合物の製造法及び製造中間体」WO2008-139576, 2007年4月27日国際出願.
- 柴崎 正勝, 金井 求, 美多 剛, 福田 展久「α,β-不飽和シクロヘキサノン誘導体およびその製造方法、ならびにその中間体の製造方法」WO2007-099843, 2007年2月22日国際出願.
- 柴崎 正勝, 金井 求, 美多 剛「α,β-不飽和カルボン酸誘導体からのエナンチオ選択的β-シアノカルボン酸誘導体の調製方法、及び該当法に用いる触媒」特許公開2006-151839, 2004年11月26日出願.
図書
- 美多 剛, 佐藤 美洋「第7節 二酸化炭素を一炭素源として用いるα-アミノ酸の化学合成」二酸化炭素を用いた化学品製造技術 2016, pp 132-145 Ed. 杉本 裕 S&T出版.
- Shibasaki, M.; Kanai, M.; Mita, T. “Chapter 1 The Catalytic Asymmetric Strecker Reaction” Organic Reactions 2008, 70, pp 1-119 Ed. Larry E. Overman John Wiley & Sons.
- 美多 剛「合格体験記 大学院でもう一度研究を!」医歯薬農学系のための大学院の歩き方 2006, pp 170-171 Ed. 東京図書編集部 東京図書.
解説記事
- 美多 剛「安定なヘテロ芳香環にCO2を導入する新反応の開発」化学と工業 2024, 77 (1), 28-30.
- 美多 剛「おらが春 辰年生れ大いに語る」近畿化学工業界 2024, 76 (1), 22.
- 美多 剛「犠牲陽極を使用しない芳香族化合物の電解C-Hカルボキシル化」Organometallic News 2023, (3), 108.
- 美多 剛, 前田 理「超の世界 反応経路自動探索法で有機化合物の出発原料をゼロから予測 -量子化学的逆合成解析により高収率な化学反応を予測-」自動車技術 2023, 77 (10), 110-111.
- 美多 剛 「書評『有機化学のための量子化学計算入門:Gaussian の基本と有効活用のヒント』」理論化学会誌 フロンティア 2023, 5 (3), 217-218.
- 原渕 祐, 林 裕樹, 髙野 秀明, 美多 剛「量子化学計算に基づく反応経路ネットワークの構築と有機合成反応開発への展開」アンサンブル 2023, 25 (1), 34-40.
- 美多 剛「十字路 極性転換」有機合成化学協会誌 2022, 80 (9), 871.
- 美多 剛「合成化学実験のように反応条件を自在に変えて計算できる日を夢見て!」フォーラム 量子化学探索研究所 (IQCE), 2021年4月号
- 美多 剛「計算科学によるα-アミノ酸の合成経路予測と実験科学による具現化」月刊 機能材料 2020, 40 (11), 23-32.
- 美多 剛, 佐藤 美洋「二酸化炭素を炭素資源とした有機合成 -アリル遷移金属種を用いた触媒的カルボキシル化-」現代化学 2019, 578 (5), 64-69.
- Mita, T. “Transition Metal-Promoted Carboxylation of Terminal Alkynes with CO2” Mini-Reviews in Organic Chemistry 2019, 16 (5), 406-409.
- 美多 剛, 佐藤 美洋「今日の話題 二酸化炭素固定化反応の新手法の開発 -反応性の低いC(sp3)-H結合の切断を伴う触媒的カルボキシル化-」化学と生物 2018, 56 (6), 381-383.
- 美多 剛「注目の論文 二酸化炭素から飽和脂肪酸を合成 遠隔カルボキシル化による新手法」月刊 化学 2017, 72 (8), 62-63.
- 美多 剛「十字路 ビスメタル化合物」有機合成化学協会誌 2015, 73 (8), 850.
- 美多 剛「講座: 身近な元素の世界 有機合成化学に用いるスズ試薬 -比較的安定で反応性に富む金属。有機スズ(IV)には毒性あり。- 」化学と教育 2014, 62 (8), 400-403.
- 美多 剛「Topics (化学系薬学) π-アリルイリジウムとエナミンの共同作用による4つの立体異性体の作り分け」ファルマシア 2014, 50 (1), 62.
- 柴崎 正勝, 金井 求, 福田 展久, 美多 剛「タミフルの新合成法ができた!不斉触媒が拓く安定供給の道」月刊 化学 2006, 61 (7), 12-17.